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カテゴリ:音楽・映画( 3 )   

デヴィッド・ボウイの訃報と肺ガン説   


ガンだったのか、と驚くのは、身近な人に対してだけでなく、テレビで見かける著名人から、顔や名前を思い出せる誰かなら、誰しもが感じる驚きなのでは、と思います。ましてや、昔ファンだった思い入れのある誰かに対しては、まるで近所の誰かがなくなったかのように反応してしまうのは、本当に不思議です。

というわけで、ここ数日、新譜や誕生日で話題になっていたデヴィッドボウイが亡くなった、と聞き、詳しいことが知りたくなっても、出てくるのは同じものばかり。

何のガンだったのだろう、と検索してみたら、以下の記事がヒットしました。肺ガンだったようですね。長年ヘビースモーカーだったことは知られているので、肺ガン説が浮上したのかもしれません。いずれにしても、まわりからはこれからの活躍が期待されていただけに、病を隠していたことと突然の死が惜しまれます。

While the type of cancer has not been publicly confirmed, The Guardian reported just over a week ago that Bowie may have suffered from lung cancer, which could have explained his long absence from the public eye. His last public performance was in 2006. Bustle has reached out for comment.

Bowie's death was confirmed by a tweet from his son, Duncan Jones. “Very sorry and sad to say it's true. I'll be offline for awhile. Love to all,” he tweeted, along with a picture of him as a child on Bowie's shoulders. Just 10 hours earlier, Jones tweeted about the success of his dad's album which reached #1 on iTunes and Amazon in the United Kingdom and #2 in the United States.
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by Glaurie | 2016-01-11 21:57 | 音楽・映画 | Comments(0)

デヴィッド・ボウイDavid Bowieの人生と大きな変容。   

昨日の続きになるのですが、デヴィッド・ボウイのその後について少し書きたいと思います。

映像は2002年のドイツ・ベルリンでのライブ。他のライブ映像を見ても思ったのですが、うまく年を重ねているなあというか(この映像時は55歳)、むしろ逆に以前よりも声がよく伸びていてハリもあるし、また違った魅力とオーラを感じます。まずは「Heroes」の映像を。



このアーティストには、いつも人をよせつけないような張りつめた空気と、繊細さを隠すような神経質さが一貫してあったのですが、2000年過ぎごろのインタビュー映像などをみると、ある意味、爽やかさのような空気と、リラックスして時折みせるフレンドリーさがあって、この親しみやすさというのは以前のDavid Bowieには、全くなかったものであることに気がつきました。

昔の繊細で中性的な美しさと、人に対する親密さを全く見せないところが、どこかこの人を異星人っぽく見せていたのだと思うのです。こちらは昨日もちらりとふれた、1980年の「Ashes to Ashes」の映像です。部屋の片隅にうずくまるDavid Bowieの苦悩した感じが好きでした。



「レッツ・ダンス」頃の時も、ある種の明るさと爽やかさが一瞬出てきたように思えたのですが、人に対する距離感というのは、どんな時もこの人には存在していたのです。私は、言葉というよりも、色んなものを受信するタイプなので、インタビュー映像でも、何か違うものを感じていたのかもしれません。

この間の大雪の日、何もやる気がしなかったので、何とはなしに、20代頃からのインタビュー映像をざーっとチェックして見ていました。インタビュー映像を見ていると、200年を少し過ぎたあたりから、リラックスしてる様子がうかがえ、こんなに面白い人だったっけ?と思うようなジョークを連発してる様子(これまでのシニカルさではなく、自分がふざけてばかをするような感じも時にはあり)に驚きました。

これまでのバリケードを外し、人に対する親密さを表現するようになった変化は、何によってもたらされたのだろうと思わずにはいられませんでした。第一線を退いて色んなプレシャーがなくなり、好きなように音楽活動ができる、ということも最も大きな要因かもしれませんが。

ちょうど30周年、35周年を記念する特集的なインタビューで、これまでの音楽活動を振り返り、何年も通して、ある種の分離感、孤独感(separateness, isolation)、繊細さ、苦痛、苦悶(sensitive,anguish)を一貫して、アプローチを変えながら、isolation(分離、孤立)を追求していた、というようなことを語っていました。若かりし時は、結婚して小さな子供がいながらもバイセクシャルであり、ドラックや酒、といった紆余曲折の問題もあったと思うのですが、そのことについても、冷静に語っていました。

2度目の結婚のインタビューでは、1度目の結婚では、客観的だったけれど、今は主観的になった、というようなことを語っていたので、この人にとっては、身近な人と接することに対して何かしらの難しさがあったのでしょうね。

生い立ちをみても、家系的に神経を病んだ人も多いようで、それは家族内も同じで、異母になる兄が神経を病んだ後に自殺(それも線路に横たわるという悲惨なものです)したことは、デヴィッド・ボウイの精神にとってかなりの影を落としていたようです。

2002年のインタビューでは、未だ音楽に対する情熱があるということ、2度目の結婚生活が長く続きとてもうまくいっていること、生活の質がよくなった、ということや、その時の I never enjoyed myself so much.という言葉からも、若くして成功しながらも、それまでどこかで孤立感をずっとかかえていたということが何とはなくに、伝わってきます。

私の個人的独断的意見ですが、David Bowieは、晩年になって、ようやく自分が自分でいることに満足している人間、になったのかもしれませんね。2004年にはツアー中、背中の痛みから心臓病がみつかり、ツアーを中断して手術を受けたようですが、その後も活動しているところをみると、心臓病のその後の経過もよさそうです。最近の映像があまりないのが残念です。第一子のダンカン・ジョーンズ(Zowieです)も、映画監督としてスタートして、なかなかの好評番らしく(それも月がテーマで、NASAの協力も得たというので、父親の影響というか、異星好きは遺伝するんですね)、公私ともに、円満という感じなのでしょうね。こちらは同じく2002年フランスでの「Ahes to Ashes」の映像です。声が昔と変わらずとてもいいなあというのが印象。



最後に、またちょっと違うけれど、デヴィッド・ボウイのホロスコープを読んだ方のブログを読んで、とても興味深く感じたので、興味のある方はこちらもどうぞ。人には人生のテーマがあるのかも、と感じさせられます。
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by glaurie | 2011-01-27 19:47 | 音楽・映画 | Comments(2)

デヴィッド・ボウイとクリスチーネFの思い出   

f0036028_16405691.jpg1月は誕生月でもあるので、一年の振り返りや次の目標を定めることも多いのですが、今年は、半生を振り返る、という大きなスパンで振り返ってみたら、今回は意外な発見がありました。

それは、どんな時であろうと、いつも遊びや楽しみの時間は、自分で思っていた以上に、結構たくさん取っていたという事実でした。自分ではやや禁欲的、と思っていたけれど、全くそうではなかったというか、それがないと生きていけない、というぐらいに、遊び心や遊ぶ時間は自分にとってなくてはならないものでした。

だから楽しむことをまるで贅沢や悪のように思っているかのような両親の考え方とは元々持って生まれたものが違っていたのかと感じるとともに、自分がどこか異星人のような存在のように感じていたことも、幾分かは本来の性質のためでもありかな、という気がしてきました。

小さな頃からどこか宇宙的な広い空間を感じさせる雰囲気のものにいつも惹かれていました。7歳頃は、絵本よりも銀河系の星の写真図巻に夢中だったし、初めて見た映画は小学生の時の「スター・ウォーズ」。途中で寝てしまいましたが…。

中学生の頃は、デヴィッド・ボウイのファンで、特に昔の作品、「Ziggy Stardust」や「Life on Mars?」、「Space Oditty」など宇宙っぽいテーマの曲のメロディーから流れる何ともいえない哀愁感が大好きでした。当時の彼のステージ衣装や姿は、さすがに同時代ではないので奇妙としか思えませんでしたが、ほとばしるエネルギーはティーン向けだったのでしょうね。

「Ashes to Ashes」の曲のPVも大好きで、なんだかよくわからない宇宙っぽいシュールな映像は、今見ると変ですが、当時はとても新しく感じました。「Let's Dance」の頃からのDavid Bowieは宇宙的で異星人的な雰囲気がなくなったのでそんなにファンではなくなり、大人になってからはティン・マシーンの頃まではCDを買って聞いていた、という程度のファンでした。彼の出演した映画も欠かさず見てはいたけれど、映画の印象はほとんど残っていないので、やっぱり歌とその独創的な世界観が好きだったのかも。厭世的でありながら、芸術的で革新的な歌は、どこか哲学的で、宇宙や人類といった空間を感じさせる歌の数々は、水瓶座人間にとっても理想的なのかも。余談ですが、1947年1月8日生まれのデヴィッド・ボウイも、ASCは水瓶座です。

私にとって、唯一、デヴィッド・ボウイが出演した映画の中で印象的だったのは、「クリスチーネF」という14歳の女の子が麻薬に溺れていく姿を描いた、実際の話を元に作られたドイツ映画でした。主人公が自分と同年齢だった(確か私も13か14だったので)ので、ある意味、衝撃的ですらあり、こんな世界があるのだ、という驚きが大きかったです。この映画を見終わった後、映画の重苦しさを振り払うかのように、友人が、「あの主人公の女の子、実生活では優等生なんだって。」と話しかけてきたのに対し、「そりゃそうでなきゃ映画に出れないよね。」というようなことを確か答えて、後で友人と映画について色々語りあったことをおぼろげに覚えています。映画のパンフを買い、様々な麻薬の違いや副作用とかそんなことをなぜか熱心に読んでいて、いかに恐ろしいものかということを映画と共に感じていたけれど、David Bowieもドラッグに溺れていたんだっけと思ったり、この映画から漂う何かが自分を魅了していたことは確かです。この映画に流れる「Heroes」の音楽は、憂いあるメロディーの中に希望がみえる歌詞が何ともいえず魅力的です。

確か同じ頃、ソフィー・マルソー主演のフランス映画を見て、こちらも同年齢の女の子が主人公だったのに、どうでもいいくだらない恋愛映画、としかその時思わなかったので、自分の好きな世界というのは、明るさよりも、ややマニアックな厭世的な世界だったのだなあと思います。

なつかしの話と共に、YouTubeでの「クリスチーネF」の映像をどうぞ。


ついでにこの映画でも使われていたDavid Bowieの「Look Back in Anger」も一緒に。PVが出回り始めた頃に制作されたものなので、時代を感じるけれども、最後の方で、顔に絵の具がついていく様子とか、シンプルながら今でも通じる芸術性が漂っててなかなかいいです。

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by glaurie | 2011-01-26 21:19 | 音楽・映画 | Comments(2)