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ドリーンバーチューの本。   

魂の伴侶と出会う旅

ドリーン バーチュー / クレイヴ出版事業部

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今日は、ドリーン・バーチューの本について書きたいと思います。この本は原題が「Healing with the Fairies」というのですが、日本語版の本のタイトルは「魂の伴侶と出会う旅」となっているので、ソウルメイトと出会うための本に思われてしまうところがちょっぴり難点ですが、内容的には精霊についての話が大半を占めています。

以前別の方のブログで紹介されていて精霊について書かれた珍しい本ということで興味を持って読んでみたのですが、確かに最初は入りにくいというか、そういう存在の話がとても現実離れしているような第一印象を受けて、ところどころ飛ばし読みをしてしまいました。天使はともかく精霊というと、より一層遠い存在のように感じてしまうのもあるのでしょうね。この本では数々の精霊たちのアドバイスと共に、ドリーンが離婚にふみきるまでの葛藤をへて、自分が本当に望むパートナーと出会う話が背景になっています。なので精霊に興味がなくとも、次にどんな展開があるのだろうという興味と共に最後まで読み進めていくことができます。

最近になってこの本をじっくり読みなおしてみたところ、いたるところに出てくるメッセージは、環境問題にも関連していて、実はとても奥が深い本なのだと再発見しました。作者が自分の生活を見直して、心身を浄化していく様子と、精霊や天使といった存在とのコンタクトを通して現実生活を望むものに変えていく有様は、通常ではなかなかできることでもないし、一般的にはとても起こり得ないことのように思えるのですが、あのドリーンですら、時には迷いや疑いを感じて普通の人と同じように考えていたり、何から何までその時の思い通りに進んでいくというわけでもないことがわかったりして好感が持てます。(もちろん後からみればパーフェクトなタイミングなんですが。)

随所に出てくる精霊の存在の話は、なかなか信じがたく、身近に起こりえそうな話ではありません。本の内容が実話だと受け入れるのに努力を要するかもしれませんが、自然が好きな人、ベジタリアンの方やスピリチュアルなことを追求している人にとっては、そうだったのか!と納得するところや学ぶ部分も大きいと思います。

実は私も昔、目に見えることだけが現実だとずっと信じていて、天使や妖精、ユニコーンといった存在は子供向けの童話の中の架空の話と信じてあまり好きではありませんでした。そんなとき、初めて参加したフラワーエッセンスのワークの瞑想中、目は閉じていたんですが、トンボのような羽をつけた小人がたくさん飛んできたのを確かにみたのです。羽はトンボの羽のように細かいシワ(なんていうんでしょう?)があって蜂のように飛んでいたんですが、その時に見たものが自分の錯覚であるにせよ、想像できないことまで見るのだろうかと不思議でした。この本を読んでいたらようやくその時の体験が嘘ではないと信じることができるようになりました。

話は少しずれましたが、この本の中には外にも食事やふだん私たちがなにげなく考えたり、していることが実際にどのように生活や環境に影響しているのかなどの興味深い話がのっています。たとえば捨てられたゴミに作者が感じたことに対して、その都度色んな視点から述べられる精霊のメッセージなど、ふだん気づかないことにも気づかせてくれます。時にはこんな本もいいかなあと思う今日この頃です。

by glaurie | 2009-04-16 22:10 | スピリチュアル

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