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クロゼットと夢と過去の感情。   

近頃の私は台風が来るたびに無意識に反応しているようで、タイミング的に内面で浄化のようなことが起きている気がします。今回の少し前の台風では、ちょうど過去の人間関係での未整理な感情を整理して、台風と共に古いいらない感情も去っていったようでした。ちょうど9月にユイさんのワークショップに参加したテーマとも関連していたので、見直しをするよい機会だったのでしょう。

もうひとつ、整理といえば、ものすごく急に掃除がしたくなって、大掃除を始めました。実は掃除や整理は大の苦手なんです。でも今回は思い立ったが吉日、これを逃したらいつ整理の時が来るのかというぐらい、気持ちも前向きに、猛烈に何かを捨てたい気分になりました。そして今回のターゲットはクローゼットの中の整理です。

部屋の中のクローゼットは、ちょうど畳1畳ほどの大きさで、床から天井の高さまで引き出しや棚がついた造りつけのクローゼットなんですが、みかけの大きさと違って結構な収納力があって、洋服だけなく、本から色んなほとんどのものはここに収納しているといってもいいくらいなのです。

そして部屋のクローゼットの掃除が済んでからも、まだ余力があったので、日曜日からサロンのクローゼットの掃除も始めました。こちらもやはり造りつけで似たような大きさで、今年の冬にハワイに行く前に大掃除をしていたんですが、もうすでに要らないものがたくさんでてきました。
知らず知らずのうちに物は増えていくんですね。

ここでひとつ思い出したことがあるのですが、以前ハワイで受けたリーディングで、"skelton in the closet"を避けるな・・・と言われたことがありました。この「クロゼットの中の骸骨」という表現は、他人には見せたくないことや隠していること、一家の秘密や恥とか、そんな意味もあるんですが、この時のリーディングでは、私が内側に隠して抑えている感情、怒ったり悲しんだり、一般的にはネガティブだと言われている感情のことを指していました。

別の人のリーディングでも全く同じことを言われて、ここでも書いたことがあるのですが、私は人間関係において自分が嫌だとか不快に感じたことも、そう感じていることは極力外には出さないで我慢して、自分が不快に思うこと自体が悪いことであるかのようにその感情を内面深くに押し込んでいるそうです。だから普通に怒ったり、悲しんだりすることは悪いことではないので、外に表現することを自分に許しなさいとその時々に言われました。でも子供の頃からの習性はあまりにも自分には当たり前すぎてその時は自覚すらありませんでした。

それはさておき、この慣用句と今回のクローゼットの整理は、何かしら感じるものがありました。それが何かはうまく説明できないのですが、クローゼットは物を収容しておくところで、他人には見せたくないものをとっさに隠すところでもありますね。それは誰もクローゼットの中までは開けないからです。自分の気持ちの奥深くというのも、引き出しみたいなものがあってガラクタのような感情をずっと隠したままにしておくところがあるのではないかと思うのです。

今回取り組んだ過去の人間関係の未整理の感情とは、とりあえず重要な人間関係ではなくて、学校や仕事、プライベートなどで関わってきた一部の権威者との人間関係でした。小学校のときの暴力的な担任とか、支配的で威圧的な会社の上司とか、今でいうパワーハラスメントではありませんが、そんな人達との関係です。

その人達を思い出すときはいつでもすごく嫌なヤツだったとしか出てこなくて、どれだけその時自分が我慢していたかとか、自分をただのアンラッキーな犠牲者の一人としか見れなかったのです。9月に参加したワークショップで、人間関係には偶然性というのはなくて、過去の経験に対して、ただの傷ついた出来事としてとらえるのでなく、それを自分の成長の機会として、過去を振り返って癒して和解して手放すという選択もあるというようなことを聞きました。そこで私は比較的初期の人生に時々現れていた支配的なタイプの人達に対してやってみたのです。

まずはその時のことを思い出してみたのですが、今は私もいい大人なので、その当時とは違った視点でその時の様子のことを思い返すことができました。気がついたのは、すべての人に共通して、その人達もその時必死で精一杯で、全く余裕がなかったこと。私は瞑想の中でその人達を許すと同時に、その時に自分が体験した嫌な感情ともさよならすることにしました。その前後どちらか覚えていませんが、実際にその中の一人の登場人物が出てくる変わった夢をみました。よく覚えていないのですが、夢の中では、汚い川が出てきて、何か相手が川に流されそうだとか、そんな不利な状況にいて、一方私は安全な場所にいました。私は昔の抑圧された怒りを思い出し、相手を置き去りにして昔の仕返しをすることもできると夢の中で一瞬思うのですが、そうしないで、穏やかな気持ちになって、相手に手を差し伸べるか何かして、手助けしていたようでした。そんなタイプの夢はあまりみることがないので、何か不思議な感じでした。

またクローゼットの話に戻りますが、私は小さな頃から整理整頓が苦手で、それは私が心配症で、溜め込んで何でもしまっておくタイプだったからです。感情の方も、全く同じくタイプです。だからこまめにメンテナンスして、捨てることのほうが大事なんですね。循環をよくしたほうがより効率的です。そう考えると、ちょうどタイミングを同じくして運動にはまり出したのも、何かこれらのことと関連しているのかもしれません。そのうちわかるといいのですけど。

by Glaurie | 2007-10-30 22:58 | スピリチュアル

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